指輪(リング)の、指にはめる“輪”の部分のこと。 婚約指輪や結婚指輪に採用される素材としては、プラチナ、ゴールド、ホワイトゴールドなどが一般的。形状は、ひねりを加えたものや、文様などの細工を施したもの、2連のものなど様々な種類があり、アームの内側に結婚記念日や2人だけのメッセージなどを刻印することも多い。
(空枠の)宝石をセットする部分のこと。 文字通り宝石が座るイメージ。台座についている爪が宝石を支えているところから、「爪座」ともいう。ほとんどの指輪が石座によって宝石を固定しているが、例外として、テンションセッティングという、アームの張力だけで石を支える方法もある。
ジュエリー製造・加工の最終工程で、台座や金枠に宝石をセットする作業のこと。その主たる目的は宝石を枠にしっかりとセットすることだが、同時に枠のデザインと石留め部分を一体化させて枠自体や宝石そのものをより美しく見せるという目的もある。石留めには爪留め、覆輪(ふくりん)留め、芯留め、彫り留めなど、さまざまな手法がある。
内包物という意味から転じて、宝石の内部に入っている液体、固体、気体などの異物。
同サイズのカット石をリングの全周に途切れなくセットしたデザインの指輪。途切れることなく並んでいることから「永遠の愛の象徴」として結婚記念日や妻が母となった記念に、永遠の愛の誓いとして夫が贈る。石が一周している指輪を「フルエタニティー」、半周程度のものを「ハーフエタニティー」と呼ぶ。
宝石が本来持っている潜在的な美しさを引き出す人的手段。その方法には無色のオイルやワックス、樹脂などで透明度や光沢をあげる「含浸処理」や余分な色を取り除き明るくし色を濃くする「加熱処理」、宝石表面の小さな孔に無色材を詰めてわからなくする「充填処理」などがある。
1800年頃以降に流行りはじめた石留め方法で、石を台座に留めるとき台座に穴を開け光が通り抜けるようにする留め方。
反意語:クローズドセッティング
メインとなる宝石や真珠などがまだ入っていない状態の貴金属製の枠。留める石のサイズにあったものを選んで石留めする。キャスト製なので比較的廉価に作ることができる。
ダイヤモンドの外周の“厚み”の部分。クラウンとパビリオンの境界を指す。ガードルの平面部分が薄いほどカットの評価があがる。
石の持っている性質や特徴などを最大限に引き出し、最も美しく見えるように切り落とし形状をつくる成形加工のこと。
宝石のカット方法のひとつ。宝石の表面を丸くカットしなだらかな曲線を作る。表面を磨くので美しい艶と光沢が出る。カットを施しても光の屈折できれいに反射しないような透明度の少ないオパールやトルコ石に用いられる。
甲丸指輪の俗称で、その形がかまぼこに似ているためそう呼ばれている。
宝石の重量単位。1カラット(記号ct)は200ミリグラム。カラットの語源はアフリカやインドなどで古くから使われてきた計量に使う重り「カロブ」からきている。カラットより小さい単位は「ポイント」といい、1ポイントは2ミリグラム。また金の純度を示す単位としても使われ、純金を24カラット(記号K、kt)とし、1カラットはその24分の1。18カラット(18金)は24分の18が純金であることを示す。
ダイヤモンド、ルビー、サファイア、エメラルドなど財法的・宝飾的な価値の高い宝石。硬度7以上で透明なものが多く「プレシャスストーン」ともいう。貴石より価値の低いものを半貴石(セミプレシャスストーン)といい、オパール、ムーンストーン、真珠などが含まれる。
光線が物質の境目で変える方向の角度のこと。宝石は各種類ごとに固有の率を持っている。
宝石の内部に生じる割れのこと。結晶形成中のほか、結晶形成後の外部衝撃や温度変化によって起こることが多く、エンハンスメントする際の急激な加熱処理、急激なカットなどにもよる。
宝石の透明度。ダイヤモンドに含まれる不純物の度合い。傷やクラック、インクルージョン、などがあると透明度が落ちるので、その程度を表すことに使われる。
ダイヤモンド等を台座に留めるとき、石の裏側や側面を金属で覆った状態にする石留めの方法。1800年代半ばまではこの留め方が主流だった。
反意語:オープンセッティング
天然石などを磨いて形を作ること。色の濃い石やオパールやターコイズなどの半透明や不透明の石は研磨のみのほうが多い。
結婚指輪などに多く使われる表面が丸くカーブしている指輪。
片穴の真珠やさんごの石留めなどに用いられている技法。爪が見えない留め方で、細い芯(貴金属の線:直径0.7〜0.9mm)に接着剤を塗り、そこに途中まで穴のあけた真珠などをセットして留める。
宝石の表面にできたひっかき傷。
18世紀後半から19世紀にかけてイギリスやドイツ、フランスを中心にヨーロッパ各地で展開された文学・芸術などの精神運動「ロマン主義」の時代に、主にイギリスで流行したメッセージを伝えるためのジュエリーの総称。
宝石を枠に固定し保護する役割をもつもの。爪の位置や形などにはさまざまな種類があり、一般的によく使われる棒状の「並み爪」をはじめ、角の尖った宝石を守るために包み込むように留める「袋爪」。エメラルドカット石によく使われる「角爪」、宝石から外側に張り出した「鬼爪」、断面が三角形の「三角爪」、宝石全体を覆う「覆輪」などある。
石留め方法のひとつ。石留めのなかでもオーソドックスな方法で、宝石をあらかじめ設定した爪の先端で固定する。
研磨やカット以外に人的な加工手段が加えられていない宝石。エンハンスメントやトリートメントされた宝石と区分するときに用いる。
同義語:ナチュラル
宝石の改変作業のことで、宝石の本来の性質とは無関係に人工的に宝石の色や外観を変えること。この処理後の宝石は天然石とは名乗ることができず「加工石」とされ資産的価値も低下する。
インクルージョン。宝石の内部に入っている液体、固体、気体などの異物を指す。
天然宝石のこと。または研磨やカット以外に人的な加工手段が加えられていない宝石。エンハンスメントやトリートメントされた宝石と区分するときに用いる。同義語:天然(天然宝石)
12世紀から18世紀にヨーロッパで流行した、両手でハートを抱いたデザインのリング。「フェデ(fede)」はイタリア語で「信頼」や「忠実」の意味を持ち、夫婦の誓いを表現している。
宝石を輪状の貴金属地金で覆う石留めの方法。この方法は戦国時代の鎧や馬具、刀の鍔などの縁を金や銀で飾る技法に由来し、爪留めより古くからある留め方。現在でもカジュアルなジュエリーの石留めによく用いられている。「伏込み」とも言い、職域では「目玉留め」とも言われている。
13世紀から18世紀のイギリスで流行したといわれる文字を彫りこんだ指輪のこと。指輪の内側には短い詩や愛の言葉、メッセージを彫りこみ、結婚指輪として交換したり記念日のプレゼントとして贈った。この習慣はヨーロッパ全土に広まった。
地板の穴座に宝石を仮置きし、タガネで石のサイズにあった穴を彫り、爪を起こして宝石を留める技法。彫り起こす方向や数、周囲のテクスチャーなどにより多くの留め方があり、貴金属加工のなかでも職人が10年かかって一人前といわれるほど高度な技術である。








